
子どもの発疹や自分の鼻水がアレルギーかもと心配になり、「アレルギー検査はどこで受ければいい?」と悩んでいる人は多いです。
アレルギー検査は、症状によって受診すべき科が異なります。
この記事では以下の疑問を解決できるよう、受診すべき診療科から検査の種類や方法、費用まで分かりやすく解説します。
- アレルギー検査はどこで受けるべきなの?
- 検査はいくらかかるのか不安
- 保険適用にできる?
アレルギー検査について知りたい人は、ぜひ参考にして受診先を決めましょう。
アレルギー検査は何科で受診するのが正解?
アレルギー検査はどこで受けるのが正解かは、以下の通り症状によって異なります。
| 症状の例 | おすすめ診療科 |
|---|---|
|
内科 |
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皮膚科 |
|
小児科 |
| 花粉症+アトピー+食物アレルギー+ぜんそくなど複数重なる | アレルギー専門科 |
出ている症状によって、診療科を選んで受診しましょう。
複数の症状が重なる場合は、アレルギー専門科での受診がおすすめ。
発疹がある場合は、写真を持っていくと説明しやすいです。
早く相談すれば原因も早く特定できるため、毎日の生活もより早く快適にできます。
症状が出始めた時期やきっかけ、どのような不調かメモして病院に行きましょう。
アレルギー検査は内科や皮膚科で受けられる
アレルギー検査は内科や皮膚科で受けられるため、まずは自分の症状に合った診療科を選びましょう。
以下の呼吸器まわりの不調が目立つ人は内科がおすすめです。
- 呼吸がゼーゼーする
- 咳や鼻水が長引く
- 風邪ではなさそうな息苦しさがある
内科では喘息や花粉症、アレルギー性鼻炎といった気道に関係するアレルギーをまとめて相談可能です。
皮膚のかゆみや湿疹、じんましんが繰り返し出る人は皮膚科の受診が向いており、以下の症状について皮膚の状態を見ながら詳しく確認してくれます。
- 肌のブツブツ
- 洗剤や花粉が触れた部分だけ赤くなる
「症状の原因が分からない」「鼻や肌以外にも全体的に不調がある」と、どこを受診すればよいか迷う人は、まずはかかりつけ医に相談しましょう。
普段から診てもらっている内科やクリニックなら症状の経過も把握しているため、必要に応じて皮膚科や耳鼻科、アレルギー専門医へ紹介してくれます。
病院を受診する際は、以下の3点をメモして受診しましょう。
- いつから
- どのような場面で
- どのような症状が出るか
気になる症状を放置せず、自分に合う診療科を選んで相談するのがアレルギーとうまく付き合う第一歩です。
子どものアレルギー検査は小児科でも受けられる
子どものアレルギー検査は小児科でも受けられるので、発疹や食物アレルギーが心配な場合は小児科で相談しましょう。
小児科医は子どもの体の成長や発達の段階を踏まえて診察するため、以下の年齢ごとに起こりやすいトラブルも含めて見てくれます。
- 離乳食を始めたら顔が赤くなった
- 給食でじんましんが出た
医師は卵や牛乳、小麦といった日常的に食べる食品との関係を整理しながら、必要に応じて血液検査などを検討。
湿疹が長引く子どもも「単なる乾燥肌なのか」「アトピー性皮膚炎が背景にあるのか」といった点を、小児の皮膚トラブルに慣れた目で判断してもらえます。
保育園や学校生活との両立も考えながら、アレルギー食材の避け方や学校への伝え方、家庭での工夫まで具体的にアドバイスを受けやすいのもメリットです。
子どもは自分で症状をうまく説明できないケースが多いため、写真やメモで発疹の様子や食べたものを記録して小児科で相談すると、具体的に伝えられます。
自分の子どもに合った検査方法や治療方法を一緒に決められるよう、症状や不安を書き出してから受診しましょう。
アレルギー専門科も選択肢の1つ
アレルギー専門科も選択肢の1つで、複数のアレルギーが重なっている人にとって心強い受診先です。
アレルギー専門医には、体のさまざまな部位に現れるアレルギー症状をまとめて相談できます。
- 花粉症
- アトピー性皮膚炎
- 食物アレルギー
- ぜんそく
「春は花粉症、通年でダニアレルギーもあって肌も荒れやすい」といったケースでも、どれが主な原因か、重症度はどの程度かを詳しく調べられます。
血液検査の項目を幅広く組み合わせたり、症状の出方と検査結果をあわせて見たりして、生活の中で何を優先的に避けるべきか整理。
アレルギー専門医は主に以下の医療機関に多く在籍しており、紹介状があると受診までがスムーズです。
- 大学病院
- 大規模病院
- 専門のアレルギー外来がある病院
「いろいろな診療科を受診してるけど全然良くならない」、「季節ごとに悪化と改善を繰り返してつらい」と感じるならアレルギー専門科の受診も視野に入れましょう。
長期的な治療や体質に合ったケアの計画を立てやすくなります。
近くに病院がないならオンライン診療やアレルギー検査キットを利用する方法もある
近くに病院がないならオンライン診療やアレルギー検査キットを利用する方法もあります。
仕事で忙しくて平日の通院が難しい人や子育て中の家庭でも、通院の負担を抑えつつアレルギー原因の大まかな見当をつけられる可能性も。
オンライン診療なら、自宅からスマホやパソコンを使ってビデオ通話で医師の問診を受けられます。
通院の移動時間がいらないため、仕事の休憩時間や子どもがお昼寝中の隙間時間に相談しやすいです。
自宅で使えるアレルギー検査キットを使う方法もあります。
指先から少量の血液を採取して郵送すると数日後に郵送やWeb上で結果を確認可能です。
例えば「ハウスダストか花粉か、どちらが強いのか知りたい」「まず大まかな傾向だけ把握したい」といったケースでは、次にどの科に行くべきかを知るヒントになります。
ただしオンライン診療やキットでの検査はあくまできっかけにすぎず、自宅キットの結果だけでは正式な診断や治療は始められません。
「息苦しさが強い」「じんましんが全身に出た」「食後すぐにぐったりする」といった重い症状があるなら、すぐに病院や救急へ行きましょう。
アレルギーの症状別検査方法と費用の目安は?
症状別のアレルギーの主な検査方法と費用の目安は、以下の通りです。
| 症状例 | 主な検査方法 | 費用目安 (保険適用で3割負担) |
|---|---|---|
| 食物アレルギー |
|
3,000〜5,000円 |
| 口腔アレルギー 動物アレルギー |
|
3,000〜5,000円 |
| 花粉症 アトピー |
|
3,000〜6,000円 |
食物アレルギーなら、小児科や内科で血液検査の1つに分類されるIgE検査を受けると原因の特定につながりやすいです。
ペットによるアレルギーが疑われる人は、皮膚科でのプリックテストが向いています。
花粉症やアトピー、その他さまざまなアレルギーの疑いがある人は、VIEW39での検査も。
自費で検査を受けると1万円以上かかる例もありますが、いずれの方法も保険適用であれば3千円〜5千円程度で受けられます。
費用を抑えたい人は、出ているアレルギー症状を伝えて医師の判断の元、保険適用で検査を受けられないか相談しましょう。
食物アレルギーなら血液検査や食物経口負荷試験
食物アレルギーなら血液検査や食物経口負荷試験で原因を調べられます。
血液検査では腕から少しの血液を取って、原因食材に対する特異的IgE抗体の量を測ります。
特異的IgE抗体とは、体がアレルギー反応を起こす目印の物質。
子どもが牛乳を飲むと下痢や嘔吐の症状が出るときには、検査で牛乳に対するIgE抗体の値が高いか確認できます。
値が高いと、「その食材に身体が反応してアレルギーが出ている可能性がある」と分かる仕組み。
食物経口負荷試験は病院で医師が見守るなか、少量の疑わしい食材を少しずつ食べさせて反応をチェックする方法です。
食材を食べた後に「呼吸がゼーゼーする」「皮膚が赤くなる」といった症状が出なければ、該当する食材は食べられる食材だと医師が判断します。
例えば血液検査で卵のIgE抗体が高く出た子どもでも、食物経口負荷試験で少量のゆで卵を食べても平気なら、卵は量を調整すれば食べられる食材の可能性が高いです。
具体的にどのくらいの量なら食べられるのかの確認も、医師が見守るなか行います。
「小さじ1杯の牛乳なら大丈夫だが、それ以上になると発疹や下痢が出る」といった量を確認すれば、毎日の離乳食やお弁当で量の調整が可能です。
食物経口負荷試験は本当に食べられるか確かめるのに役立ちますが、強い反応が出る恐れがあるので決して自宅では行わず、医療機関で行いましょう。
食物アレルギーは血液検査から始め、必要なら負荷試験へ進む流れで特定するケースが多いです。
口腔アレルギーや動物アレルギーには血液検査や皮膚検査
口腔アレルギーや動物アレルギーは、血液検査や皮膚検査を使って原因を調べます。
口腔アレルギーは、果物や野菜を食べ始めると口の中やのどがむずむずしたりイガイガしたりする症状です。
例えば夕食のサラダでトマトを食べたら唇がピリピリしたり、夏にスイカを食べると口内がヒリヒリしたりします。
動物アレルギーはペットの猫や犬を撫でると目がかゆくなったり、くしゃみが止まらなくなったりといった症状が出るケースも多いです。
友人の愛犬と遊んだ後にくしゃみが止まらなくなったり、目や顔が腫れぼったくなったりするなら動物アレルギーの可能性も。
血液検査では、特定の花粉や動物の毛やフケ由来のタンパク質に対するIgE抗体の量を調べます。
例えば猫を触ると目がかゆくなる人は、猫のタンパク質に対する反応を測るとアレルギーの可能性を確認可能です。
皮膚検査でもアレルギーをチェックできる
口腔アレルギーや動物アレルギーは、プリックテストと呼ばれるアレルギーの原因物質を調べる皮膚検査でもチェック可能です。
プリックテストは専用針で皮膚を軽く刺して少量のアレルゲンを入れ、15〜20分後に赤みや腫れの大きさを測り、腫れが3mm以上なら陽性と判断されます。
痛みは蚊に刺される程度なので安全です。
自宅にペットがいる人は、検査前に「触った後どのくらいで症状が出るか」を事前に測っておくと、検査の参考になる可能性も。
口腔アレルギーや動物アレルギーの疑いがある人は、血液検査か皮膚検査のどちらかを選びましょう。
原因がわかればマスク着用や部屋の掃除で症状を抑えられます。
保険適用なら3千円から5千円程度で検査可能
アレルギー検査は、保険適用なら3千円から5千円程度で検査可能です。
各検査の適用条件や費用の目安は、以下の通りです。
| 項目 | 保険診療 (症状あり) |
自費検査 (病院 VIEW39など、無症状) |
自宅用アレルギー検査キット |
|---|---|---|---|
| 適用条件 |
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| 検査内容 |
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| 費用 (保険適用の場合は3割負担目安) |
3,000〜5,000円 (検査+診察料) |
1万円〜2万円前後で全額自費 | 1万円〜3万円で全額自費 |
| メリット |
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| デメリット |
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| おすすめの人 | 症状があり治療したい人 | 自分のアレルギーの傾向を知って予防したい人 | 手軽に目安を知りたい人 |
まず医師の診察を受け、症状から必要と判断されれば健康保険が使えます。
3割負担の場合は、血液検査1回で初診料込みで約3000円〜5000円が目安です。
例えば花粉の時期に以下の症状があり、医師がアレルギー検査の必要があると判断して検査したときは保険が適用され、3割負担の3000円〜5000円程度で済みます。
- くしゃみや鼻水が止まらない
- 外に出ると目がかゆくて涙が出る
一方、自費検査や自宅用アレルギー検査キットでの検査は保険適用の対象外です。
IgE抗体を39項目チェックするVIEW39だと、少なくとも1万円前後はかかります。
「今症状があるわけではないけど、家族に食物アレルギーやアトピー体質の人がいるから予防のために検査したい」といったときは、自費で検査しなければいけません。
自費で検査をしたい人は事前に見積もりを確認しておくと「こんなに高額だと思わなかった」といった状況を避けられます。
保険か自費か迷ったら医師の判断を仰ぐのも1つの方法です。
早めの検査で、生活の質を向上させましょう。
VIEW39とは39種類の代表的なアレルゲンを調べる血液検査
VIEW39は1回の採血で、39種類の代表的なアレルギー原因物質に対する特異的IgE抗体の量を調べる血液検査です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 検査内容 | 1回の採血で39種類の代表的なアレルゲンに対する特異的IgE抗体の量を測定する |
| 対象アレルゲン |
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| 目的 | 花粉症、アトピー、食物アレルギー、喘息、じんましんの原因スクリーニング |
| 所要時間 | 採血から3〜7日 |
| メリット | 1回で39項目分かるため効率的 |
対象は吸入系19種と食物系20種で、主に以下の原因をスクリーニングします。
- 花粉症
- アトピー
- 食物アレルギー
- 喘息
- じんましん
採血当日に検査し、3〜7日後に結果説明を受けます。
症状があれば保険適用で3割負担3000〜6000円、無症状時は自費1〜2万円です。
VIEW39は1回の採血で39種類の身近なアレルゲンを効率的に調べ、日本人に多い花粉症や食物アレルギーなどの原因を手頃な費用で早期に特定できます。
必要に応じて検査を受けられるよう、気になる点がある人は医師に相談しましょう。